通常の焼酎は、熟成を経たもろみを一回だけの蒸留で高アルコール濃度”原酒”をつくり、それを加水したうえで飲みやすくしたものが本流ですが、その本流とは一線を画した非原酒「無加水焼酎」として、蒸留したての豊潤で濃厚な味わいを表現するため追手門酒造が独自に探究したものであります。
高アルコール原酒をあえて作らず、しかも一滴の加水もせずに原酒さながらの味わいを程よく飲みやすい状態に仕上げたものをいいます。
元来、真蛸とは、
「土用のタコは、親にも食わすな。」
と、言われる程、 美味なもの。
一端口に含めば飲み手に吸着し深い旨味に引きずり込まれる様な味わい(独特の風味)を持つため、“無加水芋焼酎” ならではの独自性を“真蛸”になぞられています。
綺麗な味わい
無加水で30度という事で「末垂れ」を使用します。
末垂れは、従来であれば嫌味な感じが出てしまいますし香りも余計な焦げ臭が残ります。けれども、「まだこ」には一切それらを感じません。スッキリしたキレもあり、杯が進む事間違いありません。
甘み
王手門の仕込みは2次仕込みの際に高温発酵を行っています。
高温発酵には良し悪し有り、調整を間違えてしまうと酒量が減ってしまいますが、逆に弊社の特徴であります、しっかりした甘みが得られます。
長年の経験値を元に現在は酒量も安定し、良質な甘みが得られるようになりました。
基本的にすべての焼酎に同じ方法をとりますが、本商品は無加水という事もあり、他の商品よりも甘さを感じて頂ける仕上がりになりました。
初回については,無濾過で仕上げますのでフーゼル臭が漂い濁りもございます。
飲み方は断然お湯割りがおススメです。
原酒でそのまま飲まれるより、余韻を感じて頂けます。
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