新焼酎
新焼酎とは
一般的に焼酎は蒸留した後数ヶ月の熟成期間を経たのち、いくつかの熟成期間の異なる原酒と混ぜ合わせて瓶詰めします。そうすることによりまろやかさを増し呑みやすい焼酎になります。絶妙なブレンドによりそれぞれの銘柄のもつ味わい、香り、品質を保ち、いつ飲んでも楽しむことができます。
新焼酎はその年の取れたての芋で作られる、蒸留したてまま瓶詰めした、いわば芋焼酎ヌーボーです。毎年の芋の特徴が色濃くでており、また芋の香りや味わいが荒々しいまでに味わえる、季節限定の芋焼酎です。
新焼酎の楽しみ方
フレッシュなものを味わう ☆☆☆☆☆
まずは出来立てほやほやのものを新鮮なうちに召し上がりください。早めに飲めば飲むほど新焼酎の魅力である力強い飲み口とはじけるような香りをお楽しみいただけます。
お湯割りや燗が合うものが多いのも特徴です。
新焼酎同士を飲み比べる ☆☆☆☆☆
新焼酎は以前は少数の蔵元でしか販売されることのない珍しいタイプの焼酎でしたが、焼酎文化が全国に広がり、新焼酎の楽しみ方が認知されるようになったため、多くの蔵元で新焼酎が販売されるようになりました。そのため各地の異なる芋、異なる製法で作られた新焼酎を楽しむことができるようになりました。
芋の種類の異なる新焼酎を飲み比べたり、地域のことなる新焼酎を飲み比べるのも新焼酎の楽しみ方のひとつです。
ヴィンテージ(収穫年)ごとの呑み比べ ★★★★★
新焼酎はその年に取れた芋で作られるため、同じ銘柄でも収穫された芋の状態により味わいが毎年異なっています。ある年は甘みが強かったり、またある年は華やかな香りが感じられたり。そして焼酎は、1年、2年と年数を重ねることにより角がとれてまろやかな飲み口になるといわれています。数年から数十年間にわたり新焼酎を保管し、それを回栓するのでとても贅沢な呑み方です。
異なる年の同じ銘柄の新焼酎を呑み比べるのは非常に贅沢な楽しみ方として焼酎ツウの間で知られています。